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春の西国紀行(その2) [やまびこ(旅日記)]

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春の西国紀行(その2)
2017.3.11 三江線乗り鉄・撮り鉄紀行



次に向かったのは芸備線のホーム。芸備線から三江線に向けるルートをたどろうと思います。

広島(753)-[1808D]-(953)三次


芸備線は全線非電化ですが、広島口は広島市の近郊区間として頻繁に列車が運転されていて、下深川、あるいは狩留家までは1時間に3本程度の気動車列車が運転されています。この1808Dも4両のうち2両の下深川回転車をつないでいます。
座席いっぱいぐらいの乗客を乗せて、広島―下深川まで市街地を進みます。このあたり朝方訪れた可部線と並行する形になっていて、可部線の中島駅と下深川駅の間は1.5Kmほどしか離れていませんのでこのルートを撮ってみても面白いかったかと思います。
一方、東に向かうとどんどん列車が少なくなってしまい、備後落合-東條間に至っては1日わずか3往復と全国でもかなり少ない運転本数です。

下深川で、後ろ2両を切り離し時間調整するため15分ほど停車。

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切り離し中。後ろの3両はたらこ色のキハ47です







                                                                                                                                                                                                                                    





下深川を出ると太田川の支流、三篠川が作るゆったりした平地に沿って上ってゆきます。この地方特有の黒い河原の立派な家屋が多いのが目につきます。この時間帯広島行きの列車が40分おきに走っていますので頻繁に列車交換があります。


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狩留家駅で行き違ったのはキハ48



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今度は向原で行き違いのために停車


三次が近づくと屋根の河原に茶色の参集瓦の家が混ざってきました。
このあたり起伏に富んだ田園地帯で夏に来たらいい景色なのではないかと思います。


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三次も近い志和地で最後の行き違い



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快速「みよしライナー」が通過してゆきました
  


そんなこんなで、

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三次駅にトウチャコ


いつの間にか(向原-吉田口間でした)で低い分水嶺を越えていて、こちらはもう日本海に流れる江の川の流域です。広島県の北半分は川の流れから言うと日本海側なんですねえ。

三次では間髪を入れず、三江線に乗り換えです。
2017年度いっぱいで廃止が決まってしまった三江線、このところお別れ乗車のファンや団体旅行に対応するため、2両に増結されているということでしたが、これから乗る424DもJR西日本のローカル専用計気動車のキハ120の2両編成になっています。

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三次駅のホームでキハ120の出迎えを受けました


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セミクロスシートの小さな車内は予想に反し/予想通りほぼ満席



青春18きっぷでの記念乗車や団体バス旅行の方々が乗車しています。
始発列車以来4時間ぶりの列車で、これを逃すとまた4時間後になってしまいます。三江線もまた極端に列車本数が少ない。江津-三次間のうち、両端の江津-浜原間と口羽-三次間は1日5往復、その間の浜原-口羽間は4往復しかありません。昼間に長距離を走るのはこの424Dだけで、それも途中の長門川本で1時間半の大休止があり、426Dに名を変えるようです。

三次駅の案内表示ではこの日はこの後、浜原行の団体列車が設定されているようです。
三江北線、三江南線に分かれていたのが三江線として全通したのが1975年で、田中角栄首相の列島改造論で停滞していたローカル線建設が一気に進んだ時期なんですね。

三次を出て、芸備線と離れてゆくと早くも大きな川を分かります。

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江の川の支流の馬洗川
早くも大河の風格があります


江の川も四万十川に匹敵するような清流ですが、本流にもいくつかダムがあります。

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美しい水に緑が映えます



三江線はどこまで行っても江の川に沿って作られていますが、最後に鉄建公団が開通させた口羽-浜原間は多少のトンネルや橋梁が作られ、谷を渡り山を抜けてゆきます。


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高~いコンクリート橋上に作られた宇津井駅から民家を眺める


20mの高架駅として有名ですが、なぜか年配のご夫婦と思しき観光客が2名乗ってきました。車内のおばさん方、「エレベータとかあるのかしら」ですって。


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何回も江の川を渡ります



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こんな山の中なのに「潮」という駅名がありました
けっこうな急流ですが、昔は水運があったんでしょうか


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またまた川を渡ります



浜原を過ぎると再び川に沿って右に左にうねるようになりました。


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遠く雪をかぶった山が見えてきました
  

地図を見ると、三瓶さん1126m。むかし急行「さんべ」というのが博多-米子間を走っていましたね。B寝台をつないだ夜行列車もありました。

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この列車の終点、石見川本が近づいてきました。
さて、ここで撮り鉄のためのダイヤの再検討をしてみます。石見川本が運行上のポイントになっていまして、午後この前後で数本の列車が行き交う時間帯がありました。このあたりにしばらく滞在して何本か列車撮影をしてみようと思いました。


石見川本でかなり時間がありますので、一つ手前の木路原で下車して列車が出てゆくところをとらえてから石見川本に向かいます。

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木路原駅を出てゆく424D
もう少し抜けがいいことを期待していましたが



さて、まずは石見川本駅に向かいます。


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由緒ありげな祠が・・・
木路原天満宮の椋木



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川本の町が近づいてきました



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石見川本駅にトウチャコ


決して人跡希なというようなへき地ではなく、結構民家の多い沿線です。三江線の輸送量が少ないのはひとえにその線形のせいではないかと思います。多少なりとも県庁所在地に直結するような流れに乗ることができれば今少しましだったのではないかと。出雲市に向かうバスもここを経由しています。また近年人気の石見銀山もここから出雲に抜ける途上にあるのです。

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先ほど乗ってきたキハ120 2両が江津行きの行く先表示を出して休んでいました





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極め付きに少ない列車本数ですが窓口はやっています



駅構内や駅周辺では、記念品の販売や町歩きのイベントが始まっていました。
駅横で鴨そばを販売していたので1杯いただきます。


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えごまを餌に育てたえごま鴨が入っていました
体によさそうですね


この先、因原までの区間で川沿いに走る三江線を記録しておこうと思います。対岸から撮るか、こちら側から撮るか地図を見てもよくわかりませんが、1回は江の川を絡めるべく対岸に渡ってみます。

江の川を渡って対岸へ。少し南に下ると県道40号線に沿った立派な堤防から対岸にへばりついて走るか細い線路が見ました。高い場所からだと手前の樹木が邪魔で水面が見えませんので、川岸まで下りられるポイントを探し下まで下りてみますと、今度は対岸の樹が邪魔、当たり前のことですが。何とか線路の見える場所を探しだしました。

この時間、江津からの列車が下ってきて、石見川本で交換し先ほどの列車が江津に向けて登ってゆくタイミングになるので2本の列車が撮影できます。
待つことしばし


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浜原行の425Dは単行でやってきました



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清流を見下ろして駆けてゆきます



今度は江津行きがやってきますので、その間を利用して堤防の一段下の畑の横に来ました。ここで江津行きを待ち受けます。

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426Dは2両編成のまま江津に向かいます



こうなるといっそ、石見川本の観光付きの観光列車としてしまってもいいんじゃないかと思ってしまいます。

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江津に向かって川を下ってゆきます



さて、今度は2時間後に三次行きが下ってくるのですが、今度は一駅下流の因原(いんばら)に行ってみようと思います。よく整備された対岸の道を30分ほど下りますと江の川を渡る橋がありまして因原の町に入ることができました。
ここには広島からの国道261号線と太田への県道の分岐点になっていて、路面交通の要衝になっています。道の駅とその前にあったコンビニで小休止。


ここで地図を見ると南側の支流、濁川にかかる鉄橋を上から見下ろせそうな感じ、光線状態も申し分ないのでこちらに行ってみようと思います。因原八重山神社に登る参道に登ってみますと、いい感じで線路がカーブしておりました。


西日を浴びる時間になりました。


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429Dが戻ってきました



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背後の斜面に広がる石見の赤瓦がきれいです


次の上り列車(江津行き)に乗車所要と思いますが、その前に下ってくる431 Dをこの対岸の堤防でとらえます。


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中国地方まで来ると日没がずいぶん遅い



西日にギラリを残してゆきました。

振り返って町の方を見ます。

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夕日の赤瓦が赤く燃えているようです



それでは、因原駅に戻って江津行き430Dに乗車しましょう。


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因原駅、懐かしい風情です


やってきた430Dはキハ120の単行。昼間のにぎわいの余韻があるかと思いましたが、乗っていたのは高校生4人だけ。これにやまびこが加わって5人乗っていましたが、1人づつ下りて行って川平駅でやまびこ1人になってしまいました。こりゃあ、寂しいわ。


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寂しか~です!



月が出て川面に映るのを眺めながら江の川に沿って下ってゆきます。

因原(1755)-[430D ]-(1857)江津


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江津駅にトウチャコ


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月夜のキハ
30年前の鉄道風景が残っています



今日のお宿は出雲にとっていたので、出雲まで移動しますが、40分の差が我慢できず、特急列車をいおごってしまいます。


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いわみキャラクタートレインでの運行でした



江津(1939)-[スーパーおき6号]-(2033)出雲市

さて出雲に出は一杯やりに行きまして・・・

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さしみ?ちょっとしょぼい


2人前からとか書いてあったのに「1人でもいいですよ~♫」とか言われたのですが、小さい皿で出してほしかった~。

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出雲に来たら割子蕎麦


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「豊の秋 純米酒」をいただきました



出雲の夜でした。


<続きます>
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コメント 4

hanamura

いいコースですねぇ~。
石州瓦のギラリが眼に沁みる!
by hanamura (2017-03-21 07:02) 

johncomeback

素敵な鉄旅ですね。
僕の次の鉄旅は8月ですが、中国地方か九州か悩んでいます。

by johncomeback (2017-03-21 22:48) 

やまびこ3

hanamuraさん
西日本に行くと瓦屋根の美しい集落がたくさん見られるのが楽しみです。江ノ川の渓谷も美しいです。
by やまびこ3 (2017-03-24 20:02) 

やまびこ3

johncomebackさん
三江線の江ノ川沿いの上流のほうは大変見ごたえのある渓谷でお勧めできます。昼間の列車が限られるのが難点ですけど。
by やまびこ3 (2017-03-24 20:05) 

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